REBTセッションの感想〜心をかるく

REBT(Rational Emotive Behavior Therapy)は米国のアルバート・エリス博士(1913〜2007)が1950年代に開発した心理療法で、認知行動療法(CBT)の主要技法の1つです。

私たちが経験する不安・怒り・落ち込みなどの感情はネガティブなできごとそのものによって引き起こされるのではない。私たちが持っている信念(ビリーフ)が大きく影響している。つまり、その信念を柔軟にすることで、感情や行動の問題を解決できるというアプローチです。

簡単にいえば、「柔軟な思考で、心を軽くする技法」とも言えます。

REBTセッションの感想

REBTのオンラインセッションを何度か受けてくださった方の感想を掲載します。「柔軟に考える技法」としてのREBTの特徴がこの感想にも現れていると思いますので、よければ参考にしてみてください。

Oさん(女性)の感想

 REBTが何なのかも知らないまま、「自身の感情や行動の問題について」「まず自分を支える」というフレーズに興味を持ち、セッションを受けさせていただきました。

 45分のセッションにおいて、藤本さんから、自分の感情の元にどういった信念があるのか、その信念をより柔軟なものに変えられるとしたらどうしたらいいのか、という試みを、分かりにくいところや自分が違和感を感じる部分はないかを確認しながら、一つ一つ論理的に伴走いただけました。

 「自分の信念」なんて、そんな大それたものはないのではないかと思っていましたし、もっと言えば、自分に「信念」があるとも気が付いてすらいませんでしたが、論理的に導かれると自分の中にある「信念」の存在を否定のしようもなく、「なるほどそうなのか→ではどうしよう」と思考を進められるのが、初めて得られる感覚でとても興味深かったです。

 それはまるで「今の自分の信念」から「より柔軟な自分の信念」へと自分の思考を旅しているようでした。

 当然、45分で自分の信念が魔法のように溶けてなくなり、新しい信念がインストールされるということはないのですが、少しずつ何かが変容する感覚が持てました。習慣化と組み合わせることでよりパワフルに機能するのではないかと感じています。

 REBTという手法があるということを知ることができて本当に良かったです。生活に取り入れ、より自分の人生を生きやすいものに自分でデザインしたいと思いました。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

(太字は引用者)

REBTのセッションは随時受け付けています。ご興味ある方はお気軽にメールをください。

REBTのカウンセリング・セッションの案内

また、REBTのデモンストレーション映像(セラピスト:藤本)もYouTube見られますので、ぜひご覧ください。

人前で話すとき緊張しないようになりたい(ABCモデル解説付き)

先延ばしグセを何とかしたい(傾聴+REBTリレーセッション)

加濃正人先生(精神科医)インタビュー 臨床で使うREBT 

藤本祥和 

・REBT心理士/J-REBT学会広報担当役員

・NYアルバート・エリス研究所認定 アドバンスド研修終了